今年、NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が放映されています。
初代将軍源頼朝は富士の巻狩りの際、道志村に立ち寄ったとされ、村内には「頼朝伝説」と言われる逸話が多く語り継がれ、伝説地も残っています。
道志むらおこし会では、数多くの伝説を村民の皆様に知っていただき、後世に伝承するとともに、村の資源として活用を考え、3月24日((木))源頼朝伝説勉強会を開催しました。
当日は、元道志中学校長で郷土史などの研究をしている佐藤睦先生に講師をお願いし、「頼朝伝説」について座学を行った後、6箇所伝説地を見学しました。
参加者からは、「的様は知っていたが試し切りの石は初めて見たよ、素晴らしいな。」「足型石はこんな身近にあるの。」など、実物を見て驚きの感想を述べていました。
道志村の源頼朝伝説とは
秘境といわれてきた道志谷には、数多くの伝説や伝承があります。
その中でも文治3年(1187年)鎌倉幕府を開いた源頼朝の武勇を讃える伝説は道志谷の全地域にわたって語り伝えられています。
源頼朝は、武士が政権をはじめて作った鎌倉幕府の初代征夷大将軍です。
それまでは貴族が実権をにぎっておりましたが、新しい歴史の幕開けをした将軍といわれています。
その頼朝が1193年3月から5月にかけ富士の麓で大規模な巻狩りを行い、この帰りみちに足柄路から鎌倉への裏街道といわれた道志谷に山伏峠を越えて入ったと云われています。
この時の「源頼朝伝説」が今なお貴重な伝説として道志村に語り継がれているのです。